序盤に横歩取りを目指して指そうとすると、いろいろな変化がある。
角換わりになることも多い。
序盤の「形」だけで見れば似てるので、あとは相手次第、というわけである。
最近はプロの間で非常に多く指されるようになった角換わり。
「なんとなく」の知識しかない私の棋譜をご紹介しておこう。
こちらは先手。
▲7六歩△8四歩▲2六歩△8五歩
序盤でこうなった時にどうしたものか。
▲2五歩と指して、横歩取りを目指すこともあるが、今回は素直に▲7七角と上がった。
(▲2五歩では横歩取りになる。
2014年の電王戦、豊島七段 vs YSS の出だしはこれである。
が・・・私の感覚的には、相懸かりになることが多いので▲7七角の方が自然だと感じている)
▲7七角△3 四歩▲8八銀△3二金▲7八金△7七角成▲同銀
角換わりの定跡形に合流。
ここから先は、よく見るような手順で進み、課題局面は38手目△9四歩。
先手番なので攻めたいところ。
ポイントは▲2五歩を突いてしまっていることと、▲6六歩をまだ保留していること。
やはり仕掛けは4筋か。
・・・と思っていると、そうか△6五銀と銀交換をされるようなこともあるのか。
交換せずに▲5五銀と行く手もあったかな。3筋1筋突き捨てていけば4筋から手になりそうだ。
そうかそうか。
本譜は銀交換の後、固めなかった金の間から、交換したばかりの銀で割打ち・・・
玉が薄くはなったが、それ以外の拠点は与えていない。
銀2枚も持ち駒になったことだし、思い切って攻めていった。
65手目の▲3五銀が打て、かつ▲4五桂と打てる場所があったのでこの順に踏み込んだが、
いい受けがありそうですね。。。
持ち時間の短い将棋だとこれが限界・・・。
先手陣だけ右桂がさばけて、まだ玉は堅く手がかりもない。
こんな展開になればいいですよね。
角換わり、指してみると結構面白いんだよなぁ。
これももっと学ぼうと思った瞬間でした。