同世代と将棋を「リアル」で指してみてわかった4つのこと

電王戦があと10日と迫った。
日々見るドキュメンタリーによってグングンと興味を惹かれ、ますます将棋熱が高まるというもの。
非常に楽しみである。

一方で以前から考えていた、同世代と将棋が指したいなぁ〜という願望。
自分にとってのその第一弾がひょんなことから開幕した。

そこでリアルの場で将棋を指すことで気づいたことがある。

「同世代」と指したい願望は・・・

以前、将棋をリアルで指したい!!という記事を書いた。

ほぼ一ヶ月が経った今思うことは、
やはり同世代とリアルで将棋を指したい、ということだ。

少しずつではあるが動き始まったので、
20代・30代で同じような思いをしているあなたは、
ぜひ参加して仲間に加わって欲しいと思う。

感想・要望・参加希望など、このフォームから連絡してくれると非常に嬉しい。

探せば驚くほど近くに、将棋仲間はいた

私は「コーチング」というものを学習し続けているのだが、
そのコーチング仲間の息子さんが私と同世代で、しかも将棋をやるというのだ。

話はトントン拍子で進み、将棋を指すこととなった。

彼の名前をSさんとしよう。

Sさんも私と同様、子供の頃に将棋に夢中になったが、
中高生になるとやめてしまい、
大人になった今、また始めたんだそうだ。

そして、千駄ヶ谷の道場にも何回か行って、アマ二段と認定されたんだそうだ。

実力も境遇も私とほぼ同じ・・・

そして同じように「同世代と指したい」と思っていたんだそうだ。

わかったことの一つ目は、
同じように同世代と指したいと考えている人が、意外といるということだ。

お互いにとってお互いが、「渡りに船」のような状態である。
偶然だとすれば、出来すぎている。

やはり同世代と将棋が指したいと思っている人は、多いハズだ。

将棋をリアルで指したい!!という記事を書いたときにも、
個別にメッセージを送ってくれてきた人もいた。

同世代の将棋ファンは、意外に多いのだろう。

改めて感じた、リアルでの対局の良さ

Sさんと連絡を取り合い、お互いの真ん中ぐらいの場所に合流して、将棋を指すことになった。

個室の居酒屋に入り将棋を指すことにした実現したのだが、
お酒を全く飲まず、食べ物もそこそこに将棋を指した。

きっちり約束したわけではなく、2時間で2局ぐらい指せるかなぁ〜と思っていたのだが、

2時間で出来たのはたったの1局だけだった。

矢倉模様の序盤戦。
浮き飛車を攻められたが何とか回り込み、
端と絡めて終盤戦へと縺れ込む。

元々私は、将棋ウォーズも時間切れ負けをやたらめったらする、
時間たっぷり考えたい長考タイプなのだが、
これ以上ないぐらいに考えた2時間だった。

 (単に私の読みが遅いというだけという可能性もあるが、触れないでおこう)

考え抜いた中で良いと思った手を選んで指していく。

読み通りに進むこともあれば、
読みを外されて悩むこともあり、
読み通りにいっても思ったより良い状況にならないこともある。

だから将棋は面白い。

そして、

こうやって将棋って強くなっていくんだな、っていう過程を経験した。

Sさんにとっても同じだったハズだ。

もちろん初手合いなのだが、思った以上に実力が伯仲していて、
大熱戦。

多分150〜170手。

途中、入玉模様にされそうになるも龍を捨てて押し戻し、
なんとかギリギリ、勝つことができた。

これだけしっかり考えて指すと、勝った時の喜びはネット将棋の比ではない。

わかったことの二つ目は、これだ。

激戦の末に勝てればものすごく嬉しいし、
きっと負けたとしても数倍悔しいと思う。

その感情が、次への糧となるんだと感じた。

もちろん積極的に感想戦を行い、

終盤やや緩かった手を攻め合いに変えてみたり、
中盤の難所でのお互いの読みを検討したり、
序盤の構想の誤算などを話してみたり・・・

お互いに十分に対局を振り返ることができた。

学ぶことが非常に多い、感想戦であった。

わかったことの3つ目。
いや、分かっていたはずが再認識したこと。 

強くなるのに必要なのは、しっかり考えること
そして、ちゃんと振り返ること
口で言うのは非常に簡単なのだが、
その機会は自分で思っていたよりも少なかった。

そのことを改めて思い知らされた。

私は100%局面を覚えられるわけではないが、
十分に考えた対局となれば話は別だ。

感想戦まで含めて、
「こういう雰囲気で将棋を指していきたい」

と、改めて思うようないい将棋だった。

改めて感じる、リアル対局の難しさ

しかし、それと同時にリアルで対局する難しさもあった。

何が難しいって、まず場所がない
前半に書いたとおり、居酒屋でやるのはいささか心苦しい。

Sさんに盤と駒を持ってきてもらったのだが、
カフェでやっていいものか。
飲み屋でやっていいものか。

どこでやっていいのかが、そもそもわからない。

iPadの将棋アプリならカフェでも出来そうだ。
最悪、iPadで対局してもいいのだが、
どうせリアルで会うならやっぱり盤と駒を使って指したい。

分厚い盤じゃなくても、
駒に触れる感覚は必要な要素だ。

今回はたまたま、個室の居酒屋でやったのだが、
集中出来る、いい空間であった。
ただ正直、ちょっとは申し訳ない気持ちもあった。

盤と駒を使って自由に対局が出来るところとなると、
家か道場か、に限られてしまうような気がした。 

公園で青空将棋も悪くないかもしれない。
でも、なんかちゃんとした場所があった方がいいような気がした。

分かった4つ目のこと。

将棋したくても残念ながら場所がないということだ。

いい勝負を見ると将棋が指したくなる

今、A級順位戦が佳境を迎えている。

最終局では、佐藤康光九段が入玉しに向かうも、すんでのところで深浦九段の鋭い寄せで詰まされてしまった。
今日ちょうど行われているA級4人プレーオフの第1局は、
久保九段のゴキゲン中飛車に、超急戦を広瀬八段が吹っかけた。

NHK杯では、森内九段の絶品の受け手順で大逆転。
決勝へと駒を進めた。

王将戦、棋王戦とタイトル戦も目白押し。

電王戦のドキュメンタリーでは、
Seleneが鬼殺しを指してみたり、
やねうら王が横歩取り△3三桂を指してみたり。

もちろん、電王戦本戦も来週末から始まる。

最近特に、面白い将棋が盛り沢山だ。

いい将棋を見ると、自分も将棋を指したくなる。

しっかり考えていい手を指して、そして勝つことが出来れば最高だ。 

やっぱり、将棋をリアルで指したい

一回指してみてよくわかったのだが、やっぱり将棋をリアルで指したい!

ご年配の方との場は、新宿の将棋道場に行けばあるが、
同年代や少し若めの人と指す機会は、滅多にない。

やっぱり同世代と切磋琢磨していける、こんな感じの環境を私は作りたい。
そして、将棋を通した一生の仲間を作っていければこの上ない喜びになる。

将棋_穴熊囲い

将棋サークル仮称「将Give」をやってみよう

将棋のサークルの名前(仮称)は「将Give」。
将棋の空間を提供する場所だ。
東京は池袋で、20代・30代を中心としたサークルにしていく。

まずは手始めに第一回を開催する。
10人ぐらい集まって、土曜か日曜の午後にでも一度、指してみよう。
4月ぐらいになるかな。

日取りと場所が決まり次第またブログに書いていく。

個別に連絡いただければ、必ず招待するのでこのフォームから連絡して欲しい。

一応、対象とするのは、初心者〜中級者(アマ三段ぐらいまで)だ
将棋そのものももちろん、同じ趣味を持つ仲間を増やしていきたい。 

将棋仲間を作るが目的だから、初心者・初級者も大歓迎だ。
教えることもできるし、教え合う中で強くなって行けるような場所にしていく。

ぜひ、この記事を最後まで読んでくれたあなたも、
この同世代の将棋の輪に加わって欲しいと思う。
 (フォームからその旨のメッセージをいただけると非常に嬉しい)

将棋をリアルで指したい人がいたら、ぜひこの将棋サークルに参加して、
一緒に、楽しく、将棋を楽しんで欲しいと思う。

前回同様、一人でも多くの将棋仲間と出会えることを願って、この記事を締めくくろう。

メルマガのご案内

shogive_mailmag

最後までお読みいただき、ありがとうございます☆
この記事はいかがでしたでしょうか??

今後も将ブ!の更新情報を受け取りたい方は、ぜひメルマガにご登録ください☆
ブログの更新情報に加えて、20代・30代でのリアル将棋交流の活動情報や、
棋力アップに関することを定期的にお届けします。

将Give メルマガフォーム
お名前  *
メールアドレス  *
スポンサーリンク
Adsense 336
Adsense 336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする

スポンサーリンク
Adsense 336

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です