Facebookページ「将Give」との連動企画「みんなで棋譜検討」を行っている。
今回は5回目、の棋譜を検討していただければと思う。
局面のポイントと、全体の棋譜をみんなで検討していけたらと思う。
今回検討する棋譜
それではさっそく、検討する棋譜をご紹介しよう。
戦形・囲い
本局は、早々に角交換する序盤戦となった。
後手はまだ飛車先の歩を突いていないので、居飛車にも振り飛車にも出来る状態だ。
本局では、△3二金~△8四歩として、相居飛車戦に進んだ。
次は攻めの銀をどう使うかが戦法の分かれ道。
後手の棒銀vs先手の早繰り銀という形になった。
角を打ち合い、棒銀を受けてからの飛車回り。
囲う前の早い戦いになり、お互いにバランスを取り合う。
お互いに仕掛けが難しく、細かく陣形を整備していく展開となった。
先手が馬を作りから攻め、飛車を取り合う展開となった。
やや先手ペースで中盤が進んでいった。
検討局面
さて、今回検討したい局面はこちら。
55手目△6六金に対する、56手目の応手だ。
後手をもって、方針・具体的な指し手を考えて欲しい。
この瞬間の駒割りは先手一歩得でほぼ互角。
玉形の差もほとんど無いだろう。
しかし、4六の銀が迫ってきてるのが先手にとっては怖いところ。
駒の働きは、飛車の分だけやや先手に分があるか。
なかなか手の広そうな、構想を問われそうな局面だ。
本譜は△6二飛と回り打開を目指した。
その後もまだまだ難しい局面が続いたが、
上手く先手に対応されてしまった。
棋譜を提供いただいた方からのコメントをお伝えしよう。
この飛車周りが悪手だった気がするので、
それに代わる手の検討をお願いします。
あなたの考えをFacebookページの方にコメントいただければと思う。
(あわせて、ページへの「いいね!」もお願いしたい)
Facebookアカウントをお持ちでない方は、
このブログへのコメントとして投稿いただきたい。
棋譜
棋譜の全体像は以下からご覧いただくことが出来る。
終わりに
今回の棋譜はいかがだっただろうか。
他人の指した将棋を眺めて、自分なりに考えるというのも、
なかなか面白いし、勉強になると思う。
自分の得意戦法が見つかるかもしれない。
「みんなで棋譜検討」については、
毎週土曜にUPしていく予定なので、楽しみにして欲しい。
また、あなたも検討したい棋譜があれば、ぜひ提供いただければと思う。